営業メールのポイントは?営業につながる営業メールのコツを解説
- プロテア 株式会社
- 6月24日
- 読了時間: 7分
更新日:5 日前
営業メールでなかなか成果が出ない、どうすれば開封率や返信率が上がるのか知りたいと感じていませんか?新規開拓のメールで失礼にならないか、相手に響く内容にできるのか不安な人も多いですよね。
今回の記事では、開封率を高める件名の作り方、心に響く本文構成、返信率を伸ばすクロージング、一斉送信時のマナーなどメール営業のコツを徹底解説。さらに、すぐに使える例文テンプレートやABテストを活用した改善手順、効率化ツールまでを解説していきます。
読み終える頃には、今日から実践できる具体策が手に入り、メール営業の成果を着実に伸ばせるでしょう。
メール営業の基礎と効果

メール営業は移動ゼロ・人件費約3分の1で顧客接点を増やせる高ROIチャネルです。成功には目的設定→ターゲット精査→パーソナライズ→最適送信→履歴管理→継続フォロー→改善という7ステップが欠かせません。
ここでは仕組みを理解し、数値目標を達成できる土台を作る要素について解説します。
メール営業とは何か
メール営業は見込み顧客や既存顧客に電子メールで提案を届ける非対面手法です。移動時間が不要なため人件費を約3分の1に圧縮でき、資料送付もクリックだけで完了します。さらに履歴が全てテキストで残りCRM連携が簡単なため、開封率や成約率をリアルタイムに追跡し高速PDCAを回せる点が大きな強みです。
再注目の背景
コロナ禍で対面営業が制限されたことに加え、SaaSの普及で誰でも配信・分析を自動化できるようになりました。同時にデジタル広告費が高騰しCPAが上昇したことで、低コストで確実にリーチできるメール営業が“攻めの選択肢”として復権しています。今こそ取り組む価値が高い理由です。
利点とリスク
一括配信でも低コスト
履歴が残り分析が容易
誤送信や情報漏洩リスク
メリットを最大化するにはターゲット精査と差し込みタグ活用が効果的です。一方、リスクは承認フローとBCC運用、添付暗号化で大幅に低減できます。特に誤送信はブランド毀損を招くためダブルチェックが必須です。
開封率を上げる件名
件名は受信者が開封するかを決める最大要因です。全角16~18文字でメリットを具体的に示し、数字や限定性・固有名詞を入れるだけで開封率は平均1.8倍に伸びます。ここでは5ステップで成果を出す方法を解説します。
NG件名と改善
「ご挨拶」「お世話になっております」のような抽象語は内容が伝わらず削除対象になりやすいです。長すぎる件名はモバイルで切れてしまい価値が伝わりません。改善策は16文字に要約し、受信者の課題と数字付きメリットを盛り込むことです。限定語「本日」「残2社」で緊急性を加えるとさらに効果的です。
ABテスト運用
差し込みタグで会社名や担当者名を挿入すると開封率が平均25%向上します。さらに「業界名×課題×解決策」を2パターン作って1000件ずつABテストすれば、1週間で統計的に有意な件名が判明します。HubSpotやMarketoなら自動分岐とレポート生成が可能で、担当者の工数をほとんど増やさずに勝ちパターンを確立できます。
伝わる本文6ブロック
本文は「挨拶→自己紹介→課題共感→提案→行動喚起→署名」の6ブロックを3行以内で構成し、スマホ1スクロールで要点が読める長さに収めます。レイアウトを整えるだけで読了率が上がり、返信率も向上します。
冒頭で信頼獲得
初回メールは警戒されやすいため「突然のご連絡失礼いたします」と丁寧に入り、相手企業のサイトやリリース情報を1文引用してリサーチ済みの姿勢を示します。自己紹介は「社名・部署・氏名・提供価値」を2行で簡潔に述べると読む負担が減り、本文への関心を高められます。
提案で差別化
提案部は課題提示→解決策→実績→独自価値の順で構成します。例として「採用コストが前年比120%に増加」と課題を示し、「弊社ツール導入で平均43%削減」と解決策を提示し、成功事例を1行添えると説得力が増します。最後に独自AIなど自社だけの強みを強調して差別化を完成させましょう。
返信促すCTA
CTAでは日時候補・所要時間・簡単な返信方法を明示します。「6/25(火)10:00または15:00、6/26(水)11:00の30分オンラインはいかがでしょうか。本メールへご返信いただくだけで調整いたします。」と書くと心理的負荷が下がり返信率が20%向上します。期日を入れるとさらに効果が高まります。
便利テンプレ活用

テンプレートを「業界名・課題・数字付きメリット・CTA」に変数化すると1通の作成が5分以内に短縮できます。大量配信でも1to1感を保てるため効率と成果を両立できます。
初回メール例
件名:【○○様向け】広告費を30%削減するご提案
本文:
突然のご連絡失礼いたします。株式会社△△の□□です。
貴社のSNS広告費が前年同期比で拡大していると拝見し、費用対効果を高める施策をご紹介したくメールいたしました。
(提案・実績・メリットを2〜3行)
6/27(木)10:00・15:00のいずれかで15分オンラインにて詳細をご説明できます。
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
――――――――――――――
株式会社△△ □□
TEL:03-XXXX-XXXX Mail:xx@xx.co.jp
業界名・課題・実績数値・CTA日時を置き換えるだけで多業種に応用可能です。事例を1行加えると信頼が高まり返信率が上昇します。
フォロー例
件名:【再送】6/28(金)オンライン商談のご確認
本文:
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
6/28(金)15:00〜16:00のオンライン商談が近づいておりますのでご確認のご連絡です。
ご都合が難しい場合はご返信いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
リマインドは要点100文字以内で負担を減らし、返信がない場合は1週間後に別の切り口で再提案すると再接触率が1.6倍に向上します。既存顧客には新機能情報を添えて解約率を下げましょう。
返信率アップ戦略
効果的な追客は初回→3営業日後→7営業日後→電話→SNSの5段階で行います。メール2通で反応が無ければ電話やLinkedInでカジュアルに接触すると返信率が1.6倍に伸びます。再送メールは件名に「再送」「ご確認」を付け、本文は要点と期日だけに絞ると押し付け感を与えずにリマインドできます。
NG防止チェック
宛先をTO/Ccに一斉入力
長文1段落で可読性低下
添付ファイル付け忘れ
業界用語の乱用
月曜朝・金曜夕方送信
配信ツールの承認フローとテスト送信、BCC運用、送信前キーワード検索「添付」を合わせればヒューマンエラーを70%削減できます。特に宛先の漏洩は法的リスクを伴うため必ずダブルチェックを実行しましょう。
改善PDCAとツール

主要KPIは開封率・クリック率・返信率・商談化率の4つです。MAツールで週次レポートを自動生成し、件名・本文・CTAをABテストすると月次で成果が22%改善します。無料プランがあるHubSpotでもPDCAが回せるため、まずは小さく試し数値を可視化することが重要です。
主要KPI
開封率で件名を評価し、クリック率で本文の興味深さを測ります。返信率はCTAのわかりやすさを示し、商談化率はメール全体の最終成果です。週次で変動を追い、ボトルネックを見極めてピンポイントで改善すると効率良く成果が伸びます。
自動化ツール比較
HubSpot:開封・クリック計測が無料。商談化率1.7倍の事例あり。
Senses:国産SFA連携でフォロー漏れゼロ。売上130%増を達成。
Mailchimp:ABテストとテンプレ管理が強み。月4万通で約$20。
3ツールとも30日無料トライアルが用意されています。まずは現状の開封率を測定し、短期テストで効果を確認してから本格導入するとコストを抑えながら最適解を選べます。
まとめ
ターゲット精査・パーソナライズ・数字メリット・明確CTA・ABテストを循環させれば開封率と返信率は着実に伸びます。テンプレートと自動化ツールで運用負荷を減らし、週次でデータを確認して勝ちパターンを蓄積しましょう。
この記事を読んでメール営業のことを掴むことで、メール営業は作業ではなく売上創出プロセスへ進化します。
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